真夏の避暑地

2025年の夏の暑さは本当に容赦ない。
毎年、「今年の暑さは異常だ」というけれど、『異常』という言葉がもはや通常運転になっている。今や”異常祭り”と呼んでもいいかもしれない。

6月から雨もほとんど降らず、蝉でさえ羽化のチャンスを逃すほどの猛暑がもう3ヶ月以上も続いている。そろそろ体力も気力もスタミナも限界😵。自律神経や脳神経はコントロール不能になりつつある。
体力のある若者やタフな内臓を持つ人にとっては問題ないかもしれないが、胃腸がデリケートで神経が細やかな人達にとっては、傾斜のきつーい富士山の8合目あたりを登っているかのような日々だ。

私の南半球の友人達は真逆の季節にいて、私は真夏はそちらへ避難したいと常々思っている。実際、日本列島は北海道ですら猛暑。南国のマレーシアやインドネシアの方が涼しくて過ごしやすいのだとか。

エアコンのジレンマと体の乱れ

こんな時家の中ではエアコンがフル稼働。それでも筋肉の少ないあるいは体力のない人達にとってはエアコンは味方でもあり大敵でもある。冷やせば寒く、エアコンを切るか温度を上げればまたじわっと暑さ復活。じわっとかく汗も不快だ。食べやすい冷たい食事や冷菓に手が延び、そのせいで胃腸が冷えて食欲減退。
自律神経は絶不調に陥る。こうして体力が奪われる「悪環境ループ」が、夏の毎日をさらに疲れさせてしまう。

アロマで作る「屋内避暑地」

そんな時にこそアロマテラピーの出番。
”「屋内に避暑地を作ってしまえばいい”」のです。

水ありディフューザーにゼラニウムやレモン、グラウンドファーなどの精油を垂らして噴霧する。扇風機の1m前ぐらいに置いておくかエアコンの吹き出し口近くに置いておくだけで部屋中に気持ちが爽やかになる香りが広がって、頭がスッキリしてくるのです。
精油の香りはマイナスイオンの環境を作り出し、副交感神経が優位になるよう促してくれます。

「頭熱・足腹冷」を防ぐ小技

冷えた室内でも頭だけ熱がこもると、熱中症のような不快感に襲われます。逆にお腹や手足先は冷えてしまう「頭熱足腹冷」状態では、体は熱のコントロールが難しくなります。

そこで:まずは頭をスッキリさせます。
*香りを鼻で吸って冷たい空気を脳に届ける。
*冷たいものが食べたい時は口の中でしばらく含んだままにしてから飲み込む。
*日中は腹巻きしたり、暖かいお茶を飲む。
*夜はエアコンかけっぱなしで布団を体にかけて寝る。
*後頭部の下に冷却パックを敷いて寝る。

まとめ

夏バテの一番の敵は「体温調節の乱れ」です。
香りやちょっとした生活の工夫で、真夏でも残暑厳しい夏の終わりでも自宅を避暑地のように心地よい空間に変えられます。
暑さも彼岸までと言いますからもう少しだけ踏ん張って、この夏を一緒に乗り切りましょう!

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